休業損害 その② ~ 自律神経 むちうち

●主婦

 

「給与所得者」のように、本来受け取るべきだった収入が計算しやすい
場合はともかく、賃金を定期的に受け取っていない人の場合はどう計算すれば
いいのでしょうか?

 

交通事故の損害においては、主婦のように賃金を定期的に受け取っていない
人に対しても、休業損害が認められます。

 

主婦は、家事を行っていてもその対価として現実的に金銭を受け取っているわけでは
ありません。しかし、事故の影響で仕事(家事)ができなくなれば、
誰かがそのしわ寄せを受けることになります。

 

場合によっては家政婦を頼むことになるかもしれません。
このような考え方から、主婦業も金銭的に評価されうるのです。

 

算定にあたっては、やはり賃金センサスが基準となります。
この賃金センサスの産業計・企業規模計・学歴計の女子労働者全年齢平均の
賃金を基礎として、家事を行えなかった期間の損害が認められます。

 

●個人事業者

 

自営業者、自由業者などの休業中の固定費(家賃や従業員給料)は、
事業の維持・存続に必要なもので、実際に収入減があった場合に限り認められます。

 

「免責事項」 お客様個人の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

 

元氣鍼灸整骨院
住所       広島県安芸郡海田町新町21‐10
電話       082-824-3117 
休診日    日曜・
祝日・水曜午後

営業時間  平日 9:00~12:00  14:30~19:00   水曜 9:00~12:00

        土曜 9:00~12:00 13:30~17:00

休業損害 その① ~ 事故 自賠責

 ●「働き方」によって異なる休業損害の算定

 

ここまで積極損害について説明してきましたが、次は消極損害について解説していきます。
消極損害とは、事故がなければが被害者が得ていたであろう利益のことでした。
そのなかに「休業損害」と呼ばれるものがあります。

 

休業損害とは、交通事故がなければ被害者が働いて得ていたと予想される労働収入の
ことです。休業損害は、被害者の「働き方」によって算定方法などが変化するため、
それぞれケースごとに説明をしていきます。

 

●給与所得者

 

事故前の収入を基礎として、事故によって休業したことによる現実の収入減が
休業損害となります。事故前の収入とは、事故前3ヶ月の平均給与をもとに算定することが
一般的です。(3ヶ月の給与額の合計額÷90日×休業日数)

 

また、季節によって給与額が大きく変動する仕事(「海の家」など)の場合には、
直近の3ヶ月の平均賃金とせずに、前年の同期の収入を参考にすることがあります。

 

なお、有給休暇を使用したときも、休業損害と認められます。

また、休業に伴う賞与の減額・不支給、昇給・昇格遅延による損害も
休業損害と認められることになっています。

 

●会社役員

 

会社の役員については、交通事故で受けた傷害によって就労できなかった
期間の「労務提供の対価部分」が休業損害として認められます。

 

これはどういうことでしょうか?

 

会社の取締役が受け取る報酬には、役員として実際に労働していることに対する
対価部分(労務提出の対価部分)と、労働していなくても
得ることができる利益配当部分に分けることができますが、
後者については事故による現実の収入減とはいえないため、
休業損害とは認められないのです。

 

ただ、この労務提供の対価部分の金額については、実際のところ明確に
算定することは困難です。

 

したがって、手続きとしては「賃金センサス」の平均賃金を参考にしつつ、
会社の規模や被害者の役割などを総合的に考慮して、算出することになるでしょう。

 

賃金センサスとは厚生労働省が毎年調査するもので、男女の別や年齢、職業、学歴など
による平均賃金などを調査した統計のこと。
休業損害を算出するときには、この賃金センサスが計算の根拠として使われます。

 

「免責事項」 お客様個人の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

 

元氣鍼灸整骨院
住所       広島県安芸郡海田町新町21‐10
電話       082-824-3117 
休診日    日曜・
祝日・水曜午後

営業時間  平日 9:00~12:00  14:30~19:00   水曜 9:00~12:00

        土曜 9:00~12:00 13:30~17:00

積極損害④  家屋改造費、損害賠償請求関係費など

 ●その他の積極損害

 

その他の積極損害について、ここでまとめて補足しておきましょう。

 

□装具・器具等購入費

 

交通事故によって後遺症が残り、義手、義足、歩行補助器具、車イス、盲導犬、
介護支援ベッド、介護用浴槽など、身体機能を補うために必要な器具が必要となる
場合がありますが、これらも損害と認められます。

 

義手、義足や車イスなどは、相当期間で交換が必要ですが、
この買い換え費用も耐用年数に応じて認められています(認められる範囲は実費)。

 

□家屋改造費

 

後遺症が残り、浴室や便所、出入口など、自宅の改造が必要となる場合がありますが、
この場合も損害と認められます。

 

ただし、認められるのは必要最小限の費用のみ。
住居を快適にしたり便利にしたりするための費用は損害とは認められません。

 

□葬儀関係費

 

死亡事故の場合には、被害者の葬儀を行うことになります。
これについては人それぞれ費用が異なるため、個々のケースに応じて相当な額を
認定することは困難ですが、裁判基準としては、原則として一律に150万円と認定される
傾向にあります。

 

□損害賠償請求関係費

診断書や交通事故証明書などの文書費、成年後見開始の審判手続費用、通信費など、
損害賠償請求を行うために必要な費用も損害と認められます。

 

手続き上必要な費用としては「弁護士費用」もあります。
被害者が弁護士に依頼し、訴訟を提起して判決を得た場合、認められた賠償額の
10%程度が弁護士費用相当額として損害と認められます。

 

この金額は、実際に依頼者が弁護士に支払った額とは無関係に、
弁護士費用相当額として認められるものです。

「免責事項」 お客様個人の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

 

元氣鍼灸整骨院
住所       広島県安芸郡海田町新町21‐10
電話       082-824-3117 
休診日    日曜・
祝日・水曜午後

営業時間  平日 9:00~12:00  14:30~19:00   水曜 9:00~12:00

        土曜 9:00~12:00 13:30~17:00